ぴよ猫ちゃんの機械学習

AI、人工知能、機械学習について色々記事にしています。

AIクエスト~初めてのAI~LV11:機械学習APIの力

AIQuest

最近AIがブームですが、AIって何?SF?バーチャルYoutberにいるよね?と、そもそもAIって良く分からないので沢山疑問があると思います。
そこで、AI検定に合格したぴよ猫がドラ○エ風にAIを分かりやすく解説します!!

LV11~機械学習APIの力~

勇者AI

何か大分レベルアップした気がする。

勇者AI

前に諦めた、企業ダンジョンに挑もう。

syuuai.hatenablog.com

勇者AIたちは企業ダンジョンにやってきた。
企業ダンジョン
魔物「経理システム」が現れた。
魔物経理システム

経理システム」は仲間を呼んだ。機密性、完全性、可用性が現れた。

魔物経理システム

PM

PMは軍勢を呼んだ。

システムアーキテクト×1、業務スペシャリスト×5、SE×20、PG×50が駆けつけた。

PM

者共、かかれぃ!!

機密性、完全性、可用性を倒した。

PG

私ら出番ないね💧💧

勇者AI

ドラ○エでは無いね💧💧

SE

こんなもの。初めからドラ○エではありませんよ。

経理システム」は仲間を呼んだ。「紙の伝票」が大量に現れた。

魔物経理システム

勇者AI

なんだ?

SE

「紙の伝票」です。あれには、SEの設計もPGのプログラムも効きません。

アナログには手動入力しか効きません。

PG

あんたの出番じゃない(^o^)

得意のブラインドタッチで頑張りなさい。

勇者AI

なんで俺ー

PM

ふっ。愚か者が!!

PM GoogleAI

刮目せよ!!Google Cloud Vision APIの力を

PMはGoogle Cloud Visision APIのテキスト検出(TEXT_DETECTION)を唱えた。

経理システム」と「紙の伝票」達に100のダメージ。「経理システム」達を倒した。

勇者AI

なんだーーΣ(O_O;)

LV12~機械学習APIの限界~に続く

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解説

従来のシステム開発の限界

AIの登場以前のシステム開発は、手順化出来ることには対応出来ましたが、手順かが難しいことには対応出来ませんでした。
手順化出来ることは、つまりはプログラム出来ることです。手順化出来ないことはプログラム出来ないことです。 例えば文字を認識することをプログラムにするのは難しいことです。「1」を数字の1と認識するには上から下に一本の線が出ていることをプログラムで判断すれば良く簡単にプログラム出来そうですが、手書きの文字は直線でなかったり、少し傾いていたり、線が短かったりします。こういった曖昧なことを、全てプログラムするのは非常に困難です。数字くらいなら出来なくは無いですが、アルファベットやひらがな、漢字にも対応するのは現実的ではありません。

AIは手順化が難しいことに対応できる

AIは上述の文字認識の様な曖昧なことに対応出来ます。
仕組みはシンプルで、大量の文字画像を読み込み特徴をAIが抽出します。
要は人が目で見て特徴を見つけてプログラムする作業を機械にやって貰えば、文字認識のプログラムみたいな大量のルールをプログラムする必要が合る作業もコンピューターで実現できるよねという訳です。

機械学習の問題

しかし、ここで機械学習の一つの問題が出てきます。
それは、AIに学習させる文字データなどをどうやって入手するかです。
頑張れば自分で手書きするなり出来ますが、これも気の遠くなる作業です。
また、AIの学習にはかなりコンピューターのパワーを要するので、市販のパソコンで学習させるには、これまた気が遠くなる時間がかかります。

機械学習API

上述の気が遠くなる作業を何も皆がやることはありません。
誰かがやって学習したAIを使わせて貰えたら楽ですね。
そういう考えより、Googleなどの大手ベンダーが、文字認識の様な汎用的なAIをAPIという形で提供してくれています。

機械学習APIの活用事例

機械学習APIは今まで人が目でみてやったり、耳で聴いてやったりしていた作業をシステム化するのに使えます。例えば文字認識APIで紙の伝票を読み込むとか、音声認識APIで打ち合わせの内容をテキストに保存するといったことが出来ます。